米財務省 中国からの輸入品に対する関税、一部撤廃の可能性認める
(VOVWORLD) - アメリカのジャネット・イエレン財務長官は、中国からの輸入品に対する関税の一部について「戦略性のある目的」がないため、見直される可能性があると認めました。
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、コンテナが山積みになったロサンゼルス港の埠頭=AFP/TTXVN |
アメリカのバイデン大統領は先に、アメリカ市場の価格抑制の観点から、ドナルド・トランプ前政権下で導入された中国からの輸入品に対する関税を見直し、撤廃の可能性を検討するよう政権に指示しました。
イエレン氏は、アメリカABCテレビのインタビューに対し「我々は皆、中国が不公正な貿易を行っており、これに取り組むことが重要だと認識している。しかし、我々がトランプ政権から継承した関税は、必ずしも戦略的な目的に適うものではなく、消費者のコストを引き上げるだけだ」と語りました。
イエレン氏は「そこで、我々は関税のいくつかを再構成し、より理にかなった、不必要な負担を増やさないようにすることを検討している」としました。
アメリカ財務省は以前、中国からの幅広い消費財に対する関税の引き下げを公に提唱してきましたが、鉄鋼やアルミニウムに対する関税は維持するよう助言してきました。(Sputnik)